バイロンベイで学ぶ、ビジネスとサステナブル・イノベーションの実践プログラム
この2週間のプログラムは、オーストラリア・バイロンベイを舞台に、ビジネス、サステナビリティ、そして地域ブランディングが現実の社会の中でどのように結びついているのかを、大学生向けに実地で学ぶために設計されています。
プログラムのコンセプト・背景
バイロンベイは、単なる場所ではありません。ひとつのブランドです。サステナビリティやライフスタイル、ローカルの価値観を軸に、コミュニティの意識と仕組みによって守られてきた町です。
この街でビジネスを行うということは、そのブランドとの関係の中で、成長し、適応し、ときにはあえて変わらないという選択をすることでもあります。だからこそ、ここには独自のビジネス環境があります。
バイロンベイには、同じ問いに対して異なる答えを出したビジネスが共存しています。
- 小さくローカルであり続けることを選ぶビジネス
- 本質を保ちながら全国展開を目指すブランド
- 場所という制約の中で価値を生み出す企業
- 積極的に拡大、または売却という選択をするビジネス
このプログラムで育てる力
すべては、ひとつの問いへの答えです。
「自分たちの価値を守りながら、どこまで成長できるか」
このプログラムでは、「どうすれば成功するか」ではなく、「なぜその選択をするのか」という視点でビジネスを捉えます。創業者や経営者から直接話を聞き、その判断の背景にある考え方や価値観を理解しながら、「自分だったらどうするか」を考えていきます。
自分の考えを英語で整理し、伝え、検証し、提案へとつなげていきます。
これはビジネス理論を学ぶプログラムではなく、正解のない場面で、自分の軸をもって判断する力を育てるプログラムです。
こんな方におすすめ
- 語学だけの留学からステップアップしたい方
- ビジネスやマーケティング、スタートアップや起業などに興味がある方
- 実際のビジネスの現場から学びたい方
- 地域ブランドや地域×ビジネス(地方創生)に関心がある方
- 自分の考えや判断軸を持ちたい方
- 自分の考えを英語で伝える力を伸ばしたい方
2つのコースコンセプト
地域 × ビジネス
ローカル × ブランド × 持続性
- バイロンベイがどのようにブランドとして成立し、守られてきたか
- 地域の価値を活かしながらビジネスが成長してきた背景
- ローカルビジネスと「場所」の切っても切れない関係性
- ブランドを守るためのルール・仕組み・コミュニティの役割
- 場所ブランドが生む商業的優位性と制約の両面
意思決定
成長・選択・価値
- 成長する・しないという選択の背景にある考え方と価値観
- 売却・ブランド維持・多角化といった経営判断を読み解く
- スタートアップから出口戦略まで、ビジネスの全ステージを学ぶ
- 正解のない問いに向き合い、自分なりの判断軸をつくる
- 英語で考え、議論し、提案するアウトプット力を鍛える
プログラム構成
Week 1|2026年8月17日〜8月21日
- バイロンベイの地域性とビジネス環境の理解
- ローカルビジネス訪問(創業者・経営者から直接学ぶ)
- 成長ストーリーと意思決定の背景を読み解く
- 「なぜその選択をしたのか」をテーマにしたディスカッション
- 英語でのディスカッションスキル強化
Week 2|2026年8月24日〜8月28日
- 訪問したビジネスのケーススタディ分析
- 市場調査・ターゲット設定・課題整理
- ビジネスアイデアの構築(グループ/ペア)
- プレゼンテーション準備(英語)
- 最終プレゼンテーションとフィードバック
タイムテーブル
8:15 学生がLexisキャンパスに到着(フィールドスタディ4〜6日目)。バイロンベイの実際のビジネスを体験し、理論と実践を結びつけます。
8:30〜12:00 午前プログラム/12:30〜15:00 午後プログラム
Week 1|8月17日〜8月21日
月 8/17
ウェルカム:新入生オリエンテーション、英語レベルテスト
テーマ:バイロンベイと場所ブランディング
活動:バイロンベイ紹介、バイロンベイの価値観、「場所としてのブランド」とは何か、戦略的選択
ディスカッション:ブランドの選別、ペアでのディスカッション、振り返りライティング
火 8/18
テーマ:ビジネスの概念と誠実さ
小規模・本物・地元の誠実さ、真正性・ルール・地域のアイデンティティがビジネス判断を形づくることを学びます。
事例研究:ファーマーズマーケット& ザ・ファーム
活動:マイクロビジネス vs 成長企業、なぜルールが重要か、場所ブランドがビジネス判断に与える影響
英語フォーカス:語彙と批判的思考の演習、サステナビリティ・成長・妥協
水 8/19
テーマ:成功の裏にある選択
マイクロビジネスからスケーラブル企業へ、成長時のリスクと報酬を考えます。
事例研究:Byron Bay Cookie Company、Stone & Wood
活動:スケール時に仮想ビジネスをマッピングし、成長 vs 真正性、地元 vs 輸入、小規模 vs 売却のトレードオフを整理します。
ディスカッション:事例研究の振り返り、プロジェクト週の準備、アイデアブレインストーミング
木 8/20
企業訪問:Byron Bay Farmers Market
マネージャー・生産者・オーナーへのインタビュー、観察リサーチ、価格戦略、サステナビリティを学びます。
企業訪問:The Farm
「農場から食卓へ」体験、ガイド付きファームツアー(パーマカルチャー)、農業×外食×教育×観光の統合モデルを体感します。
ランチ:The Farmでのランチ
ディスカッション:ヨガセンター訪問の準備、場所ブランドがビジネス判断に与える影響
金 8/21
企業訪問:Byron Bay Yoga Retreat Centre
ガーデンツアー、ヨガセッション
ランチ:BB Yoga Retreat Centreでのランチ
ディスカッション:創業者トーク、体験型ビジネスとウェルネスに基づくスケーリング、アフタヌーンティー、体験ベースの価値提案、ブランドの誠実さ
準備:コーヒー農園・クッキーカンパニー・ブルワリーの訪問準備
Week 2|8月24日〜8月28日
月 8/24
企業訪問:Zentveld's Coffee Farm & Roastery
ファームツアー、創業者トーク
企業訪問:Byron Bay Cookie Company
マネージャートーク
企業訪問:Stone & Wood Brewery
サイトツアー& トーク、ビールテイスティング
活動:製造・包装・ブランディング・スケーリング、ブランドの誠実さチェック、成長経路のマッピング、出口戦略のディスカッション、SDG振り返り
火 8/25
テーマ:タウンブランディングプロジェクト「あなたが町の市長です!」
学びを自分の地域に応用し、批判的思考と発表を練習します。
活動:評価済み監査、アイデンティティの選択、ブランド保護、SDGアラインメントチェック
ミニ発表:タウンブランディングの決定発表
水 8/26
テーマ:ビジネス・インキュベーター・プロジェクト
マイクロビジネスの構築とスケーリング(サステナビリティ重視)
活動:マイクロビジネスの選定、ブランド適合性分析、成長経路、誠実さへのプレッシャーポイント、SDG振り返り
プレゼンテーション:ピッチリハーサル、プロフェッショナルなプレゼン構成、パブリックスピーキング& Q&Aスキル
木 8/27
テーマ:ビジネス・インキュベーター・プロジェクト
マイクロビジネスの構築とスケーリング(サステナビリティ重視)
活動:マイクロビジネスの選定、ブランド適合性分析、成長経路、誠実さへのプレッシャーポイント、SDG振り返り
プレゼンテーション:ピッチリハーサル、プロフェッショナルなプレゼン構成、パブリックスピーキング& Q&Aスキル
金 8/28
プレゼンテーションスキル& 最終準備
言語・ビジュアル・チームワークの磨き上げ
最終プレゼンテーション
プレゼンテーション:卒業BBQ
授業および活動は変更される場合があります。タイムテーブル内の区分は、ウェルカム、テーマ、活動、ディスカッション、事例研究、企業訪問、英語フォーカス、ランチ、ミニ発表、プレゼンテーションで構成されています。
訪問予定ビジネス 詳細
Byron Bay Farmers Market
プログラムのスタートとなる訪問先です。バイロンベイらしい、ローカルでシンプルなビジネスの形を体感できる場所です。生産者が直接お客様とつながり、「規模」よりも「信頼」や「本物であること」を大切にしているビジネスのあり方を学びます。
また、このマーケットでは地元産であることやフードマイルの制限など、明確なルールが設けられており、それ自体がブランドの価値を守る仕組みになっています。言葉だけではなく、「ルールでブランドを守る」という考え方に触れることができます。
このビジネスから学べること
- 規模を拡大しないことが、あえて選ばれた戦略になり得るという視点
- ブランドの価値は言葉ではなく、ルールや仕組みによって守られるという考え方
- 小さなスタートから、次のステップを考える起業家のリアルな姿
- ローカル経済における「信頼」「本物」「付加価値」のつながり
- 「小ささ」を強みとして活かすビジネス戦略
The Farm Byron Bay
ファーマーズマーケットとは異なり、農業・レストラン・観光・教育が一つの場所に集まった、体験型のビジネスです。この場所では、「キュレーションされた本物感(意図して作られた世界観や価値)」がどのように生まれ、ブランドとして成立しているのかを学びます。
また、それぞれの店舗や事業が、施設全体のブランドのもとで運営されている点も特徴です。複数のビジネスが集まりながら、全体として価値を高めている仕組みを理解することができます。
このビジネスから学べること
- 複数のビジネスが集まることで、お互いに集客を高め合う仕組み
- サステナブル農業やローカルフード、ライフスタイルがどのようにビジネスとして成立しているか
- 「自然な本物感」と「キュレーションされた本物感」の違いを考える視点
- 一つの場所やブランドに依存することのリスク(そこがなくなった場合の影響)
- 小さな個人ビジネスが、より広く展開していくための考え方
Zentveld's Coffee Roastery
コーヒー農場というビジネスの特性上、土地や気候、収穫量にはどうしても限界があります。この訪問では、「大きくすることが難しいビジネス」がどのように価値を広げているのかを学びます。
生産量を増やすだけでなく、焙煎や直販、カフェ、ツアーなどへと展開することで、どのように新しい価値を生み出しているのかを見ていきます。
「上に広げる」のではなく、「横に広げる」ことで成長するビジネスのあり方を考える機会になります。
このビジネスから学べること
- 土地や気候、収穫量といった制約が、ビジネスの成長にどのように影響するか
- 生産量を増やせない中で、焙煎・直販・カフェ・ツアーなどに展開して収益を広げる考え方
- 「ローカル産」という価値を守ることと、拡大することのバランス
- 成長は単に規模を大きくすることだけではなく、周辺の価値を広げることで生まれるという視点
- 日本の地方ビジネスや地域産業にも応用できるヒント
Byron Bay Cookie Company
ローカルの小さなお店からスタートし、全国ブランドへと成長したビジネスを学ぶ訪問先です。もともとはマーケットの小さな店舗から始まり、品質の安定、パッケージ、製造体制、流通などの課題を一つひとつ乗り越えながら、どのようにスケールしていったのかを追います。
また、「Byron Bay」という地名そのものがブランドとしてどのように機能しているのか、そしてその可能性と限界についても考えることができます。
このビジネスから学べること
- 小さなローカルビジネスが、品質管理・包装・物流・製造を整えながら成長していくプロセス
- 「地名ブランド」がローカルを離れても価値を保ち続けるための条件と、その難しさ
- ブランドの起源やストーリーが、どのように形を変えて広がっていくのか
- 規模が大きくなるほど、サステナブルな取り組みを維持することが難しくなるという現実
- 日本の地域ブランドや特産品が、全国・海外に展開する際に直面する共通の課題
Stone & Wood
プログラムの中で最もスケールが大きく、そして最も複雑な意思決定を扱うケースです。バイロンベイのローカルな価値観やクラフト精神を大切にしながら成長してきたブランドが、最終的に大手の国際企業に買収されました。
この訪問では、「売却」という選択がビジネスにもたらす影響に焦点を当て、何を得て、何を手放すことになるのかを考えます。
このビジネスから学べること
- 地域に根ざしたブランドが、成長・資金調達・買収といった大きな選択にどう向き合うか
- 売却によって得られるもの(資本・流通・リソース)と、失われる可能性のあるもの(独立性・ブランドのストーリー・顧客の信頼)
- ローカルから生まれたブランドが、グローバル企業のもとでどのように変化していくのか
- 「買収は良いか悪いか」ではなく、戦略的な選択として捉える視点
- 創業者の想いと、ビジネスとしての成長との間にある葛藤を読み解く力
Byron Yoga Centre
「モノ」ではなく、「体験そのもの」を提供するビジネスのケーススタディです。この施設では、ヨガやウェルネスのプログラムだけでなく、バイロンベイという場所そのものがサービスの一部になっています。
そのため、この場所から切り離すと価値が大きく変わってしまう「場所と一体となったビジネス」のあり方を学びます。ウェルネスやリトリートといった分野における、体験型ビジネスの入口として理解することができます。
このビジネスから学べること
- 「場所」そのものが価値になる、体験型ビジネスの考え方
- 規模を大きくするのではなく、プレミアムな体験や長期滞在で成長するビジネスモデル
- 体験の質や本物らしさが、価格やリピートにつながる仕組み
- ウェルネスやリトリートを通じて、地域経済とつながるビジネスのあり方
- 日本の温泉地や禅寺、地方リトリートと比較して見えてくる可能性
訪問先は変更となる場合があります。
募集要項
開講地
オーストラリア・バイロンベイ
(Lexis English Byron Bay)
期間
2026年8月17日〜8月28日
2週間
対象年齢
18歳〜25歳
英語レベル
中級以上(Intermediate推奨)
宿泊
学生寮またはホームステイ(選択制)
持ち物
プレゼン作成が可能なPCまたはタブレット
料金
プログラム費用
$1,600 AUD
含まれるもの
授業料、ワークショップ費用、教材、企業訪問時の移動費用
含まれないもの
入学金、滞在手配費用、滞在費用、空港送迎費用、お小遣い等
よくある質問(Q&A)
なぜビジネスをバイロンベイで学ぶのですか? シドニーやメルボルンではないのですか?
「ビジネスは都市で学ぶもの」という考え方は自然です。しかしこのプログラムがフォーカスしているのは、大企業の成功モデルではなく、「意思決定」です。
バイロンベイには、都市では見られない特徴があります。アイデンティティを守るために成長の仕方が問われ、本物であることがそのまま価値になり、あえてスケールしないという選択も成立します。
都市ではビジネスと場所は切り離されがちですが、バイロンベイでは切り離すことができません。だからこそ、この街そのものが一つのケーススタディになります。
これは日本にも直結するテーマです。多くの地方が「どれだけ作るか」ではなく、「今あるものからどう価値を生み出すか」という問いに向き合っています。バイロンベイで学ぶ視点は、日本の地域ビジネスにも応用できるものです。これが、Lexis EnglishとByron Bayという場所ならではの強みです。
「意思決定を学ぶ」とはどういうことですか? 具体的に何を学ぶのですか?
一般的なビジネス教育では、「どうすれば成功するか」を学びます。このプログラムでは、「なぜその選択をしたのか」を考えます。
たとえば、小さなままでいることを選んだビジネスもあれば、買収を受け入れたビジネス、あえて拡大しない選択をしたビジネスもあります。こうした正解のない問いに対して、現地のビジネスを見て、経営者の話を聞き、自分で考え、英語で議論し、最後はプレゼンとしてまとめます。
知識を覚えるのではなく、「考えて判断する力」を養うプログラムです。
どんな学生に向いていますか?
語学学習だけでなく、ビジネスや意思決定について実践的に学びたい方に向いています。英語力に加えて、自分の考えを持ち、伝える力を伸ばしたい方に特におすすめです。
積極的に学ぶことや体験をすることに興味があり、将来、起業・経営・マーケティング、また海外でのキャリアを考えている方に適しています。
さらに、地域活性化、地域ブランディングなどに興味のある方にもおすすめです。
英語力はどのくらい必要ですか?
中級以上(Intermediate)を推奨しています。(英検準2級〜2級、IELTS 5.0前後)
授業・ビジネス訪問・プレゼンテーションはすべて英語で行うので、中級レベルがあることでプログラムの価値がさらに高まります。
ご自身のレベルに不安がある場合は、事前にオンラインのプレイスメントテストの受験をおすすめしています。
定員はありますか?
定員があります。詳細はお問い合わせ時にご確認ください。

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