欧州新興エリアで「英語×学位取得」
ポーランド/ハンガリー/アルバニア/ジョージア留学の特徴と魅力

欧米主要国よりも学費と生活費を抑えながら、英語で正規学位を取得できる国として注目されているのが、 ポーランド、ハンガリー、アルバニア、ジョージアです。

1. 共通の魅力:なぜ「新興ヨーロッパ」で英語学位なのか

① 学費が比較的安い

西欧・北米と比べて、年間授業料は概ね2,000〜8,000ユーロ前後(医療系など一部を除く)と良心的。 公立大学や地域によってはそれ以下の場合もあり、トータルコストを抑えながらヨーロッパで学位取得が可能です。

② 生活費もリーズナブル

家賃・食費・交通費などの生活コストは、ロンドンやパリなどと比較して約1/2〜2/3程度に収まる都市が多く、 長期滞在でも負担を抑えやすい点が魅力です。

③ 英語で完結する学位プログラム

ビジネス、IT、工学、観光、国際関係、医療など、多くの分野でフル英語開講の学士・修士課程を提供。 授業・試験・卒業要件まで英語で完結するため、現地語ゼロからでも進学しやすく、同時に現地語を学ぶ機会も得られます。

④ 国際ネットワークとキャリアへの強み

周辺欧州各国やアジア、中東、アフリカなどからの留学生が集まり、多文化環境で学べます。 EUや周辺国の企業・国際機関でのインターンや就職を視野に入れたキャリア形成にもつながりやすく、 「日本からいきなり西欧メジャー国」よりも競争が穏やかなルートとしても注目されています。

⑤ 小さめキャンパス&留学生サポート

新興留学先ほど、少人数制クラスや留学生サポートに力を入れている大学が多い傾向があります。 教員との距離が近く、自ら動きたい学生にとっては力を伸ばしやすい環境です。

⑥ 独自の文化とロケーション

中世の街並み、黒海沿岸や山岳地帯、美しい旧市街、オスマン・ソ連・欧州文化が交差する歴史など、 観光では味わえない日常の中で学べることも魅力。
「人と違う経験」を求める学生にとって、印象的な4年間を過ごせるエリアです。

※特に医療系など国家資格に関わる分野では、卒業後の資格認定要件を、希望する就職国・日本の制度に基づき事前確認することが重要です。

2. ポーランド:EUの中でコスパと安心感のバランス

特徴

  • EU加盟国・シェンゲン圏であり、治安・インフラが比較的安定。
  • 主要都市には英語課程を持つ大学が多く、留学生受け入れ実績も豊富。
  • エンジニアリング、IT、ビジネス、国際関係など実務系分野が人気。

魅力

  • 英語課程でも年間約2,000〜6,000ユーロが目安とされ、費用対効果が高い。
  • EU圏でのネットワーキングや就職活動の拠点にしやすい。
  • 歴史的な街並みと現代的な都市機能が共存し、初めての長期留学でも適応しやすい環境。

3. ハンガリー:中欧の学術拠点と豊かな学生都市

特徴

  • 首都ブダペストを中心に、英語で学べる総合大学・専門大学が複数存在。
  • 人文科学、社会科学、自然科学に加え、医療系プログラムも英語で提供。

魅力

  • 多くの学士課程で年間2,000〜6,000ユーロ程度から学べ、教育水準は欧州基準。
  • 美しい街並みや芸術文化、カフェ文化など、学生生活の満足度が高い。
  • 世界中から学生が集まり、多国籍なネットワークを築きやすい。

4. アルバニア:急成長中の「穴場」ヨーロッパ

特徴

  • バルカン半島の地中海沿岸地域に位置し、英語開講プログラムが近年増加中。
  • ビジネス、IT、ツーリズム、国際関係など実務志向のコースが中心。

魅力

  • 年間授業料約1,500〜4,000ユーロと非常にリーズナブル。
  • 生活費も低く、美しい海岸線と歴史ある旧市街を楽しみながら留学可能。
  • 日本人留学生が少なく、「先駆者」としてユニークなキャリアストーリーを築きやすい。

※大学ごとに国際認証の有無や入学要件が異なるため、公式情報の確認が必須です。

5. ジョージア:英語で学べる医療・ITの新拠点

特徴

  • コーカサス地域の教育拠点として、医学・歯学・薬学・ビジネス・IT分野の英語課程が拡大。
  • 英語で学べる医療系プログラムには、多国籍の学生が集まっている。

魅力

  • 医療系分野でも、西欧に比べて抑えた学費で学べるケースが多い。
  • 古都トビリシを中心に、ヨーロッパとアジアの文化が交差する独特の街並みと食文化を楽しめる。
  • 「英語+第三の文化圏」を理解することで、国際的なキャリア形成に強みを持てる。

※医師・薬剤師等の国家資格に関わる場合は、日本および希望就職国での資格認定条件を必ず事前確認してください。

6. こんな学生に向いています

  • 欧米主要国より費用を抑えつつ、英語で正規学位を取得したい。
  • 多国籍・多文化環境で学びたいが、超大都市よりも落ち着いた環境を好む。
  • ヨーロッパや新興国とのビジネス、国際協力、IT、観光、医療分野で将来活躍したい。
  • 「人と違うルート」を選び、自身の経験をキャリアの武器にしたい。

7. 出願時のチェックポイント(概要)

検討段階から押さえておきたい注意ポイント:

  • 大学・学部の公式認定状況(認証機関、ランキング、国際提携など)を確認すること。
  • 英語力要件(IELTS/TOEFL/Duolingo等)と、日本の高校成績・評定との対応を確認。
  • 医療系・国家資格系は、卒業後に日本または他国で資格認定されるか事前に調査すること。
  • 学生ビザ・滞在許可・保険加入条件など、各国特有の手続きを事前に把握すること。
  • 最新情報は必ず各大学・公的機関の公式サイトで確認すること。